東京慈恵医院行啓・華族女学校行啓・グラント将軍と御対話・北海道巡幸屯田兵御覧・山形秋田巡幸鉱山御覧・兌換制度御治定

大婚二十五年祝典・日清役平壌戦・日清役黄海海戦・広島大本営軍務親裁・広島予備病院行啓・下関講和談判

台湾鎮定・靖国神社行幸・振天府・日英同盟・赤十字社総会行啓・対露宣戦御前会議

日露役旅順開城・日露役奉天戦・日露役日本海海戦・ポーツマス講和談判・凱旋観艦式・凱旋観兵式

樺太国境劃(画)定・観菊会・日韓合邦・東京帝国大学行幸・不予・大葬

憲法発布式・憲法発布観兵式行幸啓・陸海軍大演習御統覧・教育勅語下賜

以上 聖徳記念 絵画館 洋画４０枚完

聖徳記念絵画館は、明治天皇・昭憲皇太后の御聖徳を永く後世に伝えるために造営された、神宮外苑のシンボルともいえる存在です。

壁画の揮毫者は大正14年には内定していましたが、全80面が揃ったのは10年後の昭和11年でした。

また、依頼を受けながら完成をみずに逝去した画家も7名に上りました。画家たちは、二世五姓田芳柳制作の「画題考証図」、

明治神宮奉賛会作成の「壁画画題資料」、さらには現地取材などに基づき、詳細な下図制作を進めました。

その画稿は、下図持寄会に提出され検討を重ねられましたが、その際に構図や人物の描き方などに大幅な改変が行われる場合もありました。