~ヒトラーの遺品~

今ここに、ヒトラーの遺品がある。彼の写真集というか、記念アルバム(出版物)だ。なぜこれがヒトラーのものかというと、ヒトラー専属の写真家ハインリヒ・ホフマン(Heinrich Hoffman,1885年9月12日-1957年12月16日)が1933年に出版したヒトラー写真集「誰も知らないヒトラー」(の一面)、(Hitler, wie ihn keiner kennt)の一冊の、最初の余白ページ部分に献辞(著者や発行者が本を人に贈るときに書く言葉。または著者が恩人・助言者などへの感謝・敬意を表すために書く言葉)をしているのだ。こう書かれている。↓

Meinem Liebe Freund und Parteigenosse Maurice im alter Verbundenheit.
Munchen 9.Nov.34.
Heinrich Hoffman.

ホフマンが、エミール・モーリスへ宛てた献辞だ。日付とホフマンのサイン。もう一冊、同じものがムッソリーニにも手渡されたが、献辞付きのものはヒトラーが持っていたこの1冊のみ。

古くから結束のある、私の親愛なる友人で、党の同志モーリスへ。
1934年11月9日.Mnchen.
ハインリヒ・ホフマン

エミール・モーリスというのはヒトラーの個人秘書で、ヒトラーの最も親しい友人のうちの一人。ドイツ語の親しい間柄で使う二人称「Du」「君」で呼び合う間柄だった。そのモーリスからヒトラーに手渡されたものだ。ヒトラー自身はこれをたいへん気に入った為、その後もホフマンはヒトラーの為に写真集を続々と出した。その最初の一冊。

写真5、6、7枚目に一緒に写っている新しそうなものは戦後に出版・増版された同書。こちらもお付け致します。

ヘルマンヒストリカオークションにて20~30年ほど前に落札しました。おそらく88年ほどが経過している為、各部に傷みがあります。それでも保存状態は良いと思われます。次に大切に保存してくださる方へ渡そうと思います。

送料はこちらで負担致します。ノークレーム・ノーリターンでお願い致します。

※ナチ党機関紙フェルキッシャーべオババターの藁半紙コピー品をお付けいたします。ヤフオクで以前、4400円で落札した物です。


※さらに10枚目の写真にあるドイツ十字章とガウジーガー(いずれも実物・今では大変珍しい)をお付けいたします(ガウジーガーとドイツ十字章はヒトラーの遺品ではありません)。