五龍神とは、方位学では、宇宙は木火土金水(きひつかみ)の五つの要素で構成されていると考えます。これを中国では五行と称し、我が国では五元(いつもと)と称します。この五元は五方位・季節・五色・五臓・五味や干支など様々な物事を表しています。また相生・相克・比和という五行の相性により、力が大きくなったり小さくなったりします。特に干支は、その年々で「気」が変化します。人は産まれた時に「気」を吸い込む事により、体内に宿ります。取り込んだ「気」は生涯変化せず、相性・相克・比和により吉凶が発生します。九星とは一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星であり、これらの星は毎年一定の法則で循環しています。五龍神は五行思想にあわせてそれぞれの色に方位が決まっています、金龍神を中心、南は赤龍神、北は黒龍神、西は白龍神、東は青龍神がそれぞれご守護いたします。御幣を神棚にお祀りする場合には神棚のお札の前に金龍神を真ん中にして左右にそれぞれ二柱ずつお祀りして下さい。神棚が無い場合はお部屋の真ん中に金龍神、南側に赤龍神、北側に黒龍神、西側に白龍神、東側に青龍神をそれぞれお祀り下さい。それぞれの方位にお祀りすることが難しい場合には玄関に金龍神を真ん中にしてそれぞれ二柱ずつお祀り下さい。