○商品
大学教育出版(刊)、2003年9月1日初版第1刷発行、355ページ、定価3500円+税
ISBN4-88730-534-6
○目次より
序 キリスト教福祉史研究の動向と本書の課題
第一章 キリスト教社会事業の形成
日本基督教会と社会事業 賀川豊彦の社会事業実践 賀川豊彦の廃娼思想 松島正儀の社会事業論の形成と変質
第二章 救世軍社会事業の発展と課題
草創期の財源問題 1930年代における小隊の地域実践 廃娼運動の評価をめぐって
第三章 キリスト教社会事業における障害者への視座
キリスト教と障害者 キリスト教社会事業家と優性思想
第四章 生江孝之の社会事業観
植民地への視点――中国・朝鮮への立場 部落問題認識について 女性と社会事業
第五章 キリスト教社会事業家とハンセン病
賀川豊彦の救癩病思想 ハンナ・リデルと救癩政策 山室軍平の救癩活動 森幹郎による隔離政策批判
第六章 戦時下のキリスト教社会事業
救世軍社会事業の展開と抑圧 岩橋武夫と盲人運動 竹内愛二のケースワーク論 松島正儀の厚生事業論とその展開
おわりに
○奥付より
杉山弘昭(すぎやま・ひろあき)
1962年生。日本福祉大学大学院修士課程卒。特別養護老人ホーム・障害者作業所勤務、宇部短期大学講師を経て、2000年より長崎純心大学助教授。主著『山口県社会福祉史研究』(葦書房)、『日本社会福祉総合年表』(法律文化社、共著)
○状態
十数年前の古本ですが書込みや折れなどなく大変に良い状態です。カバー部に若干の擦れがあります。日本のキリスト教が如何にマイノリティに関わってきたか――杉山氏による希少な研究書をお譲り致します。
キリスト教福祉実践の史的展開 杉山博昭/著