商品詳細 
北一輝の旧蔵と想定している「大乗妙法蓮華経」の経巻全7帖です。7巻の末尾に、「光緒25年、楊州萬寿寺」とあり、明治32年=1899年に支那で刷られたものであることが分かります。恐らくは、北一輝が辛亥革命に身を投じ、大正に帰国した際に持ち帰った経典の一つかと思います。持ち帰った経典は数種あり、一部は当時摂政だった裕仁皇太子(昭和天皇)に献上され、また小笠原長生子爵にも献呈されたというので、あるいは同じものであったのかも知れません。サイズは、経巻を閉じた状態で30.3×12センチ程の大振りな経巻で、大振りを好んだという北一輝らしいものかと思います。本資料は、「猶存社」同人、島野三郎旧蔵品から出たもので、島野に贈られたものというよりは、北一輝自身が日常使用していたものと考えています。全冊に毛筆で署名があること、数種の「北一輝」「北弌輝」印が乱雑に捺されているところからも、贈呈用というよりは、自身用と考えられるためです。この経巻保存用に造られたと思われる凾のサイズは35.5×29×高20センチ程。凾の蓋に経年によるものと思われる割れ、経巻にはかわりの使用感があります。

何よりも他に二つとない貴重なものです。
 
状態は画像をご覧下さい。扱っているのは、基本的に古本ですので、末尾の遊び紙に小さな古本屋の値札や、剥がし跡がついている場合がありますが、こちらは記載致しません。それ以外の状態表記とご理解ください。
 

 ※※※ヤフオクのシステム変更により、受取連絡を迅速に頂ける方、また「評価」までご対応頂ける方でお願い致します。お送りしても何らご連絡のない方、説明文を読まずに評価までご対応頂けない方につきましては一切入札をお断りします。
 
発送に就きましては、補償付をご選択された場合以外は、郵送事故などの責任は負いかねますのでご了承ください。また、ゆうパックで日時、お時間指定がある場合は、最初のご連絡で頂ければ幸いです。

※※※※また、個人出品のため、領収書などの発行はしておりません。ご了承ください。骨董紙物古本という事をご理解頂き、NC・NRにてお願いします。