ムックです。 きれいなほうです。

●第1章 輝ける昭和人 Part1
・植木等「本当にごくろうさん植木等とクレージーな時代」(谷啓)
・坂本九「上をむいて歩こう 坂本九と日々」(柏木由紀子)
・大鵬「大鵬夫人独占手記 尽くし甲斐のありすぎた人」(納谷芳子)
・山崎豊子「山崎豊子先生の素顔」(野上孝子)
・力道山「事件から死までの1週間力道山 最期の日の目撃者」(吉村義雄)

●第2章 ドキュメント見事な死 人生の終幕の瞬間
新井将敬 「彼は死をもって無実を訴えた」(亀井静香)/城山三郎 「これでやっと」(井上紀子)/黒澤明 「巨匠は眠るように逝った」(黒澤和子)/中島らも 「トンマな死を予言していた」(中島美代子)/金丸信 「裁判停止を告げた一週間後に」(金丸信吾)/ジャイアント馬場 「私たちは大きな身体をさすり続けた」(馬場元子)/羽田健太郎 「最後の演奏は『宿命』だった」(羽田幸子)/貴ノ花利彰 「父の最期を看取れず」(貴乃花光司)/三船敏郎 「変わっていく父を見るのは辛かった」(三船武志)/白洲正子 「母の理想の死に方」(牧山桂子)/ナンシー関 「最期につけてあげた赤い口紅」(米田真理)/小倉遊亀 「死を考えることはあまりない」(森寛子)/井深大 「美しく透明な表情で逝った」(井深亮)/水上勉 「父が遺した謎の言葉」(水上蕗子)/小田実 「がん告知の直後お前ほどの女はいなかった」(玄順恵)/田村隆一 「末後に冷酒一合を」(田村悦子)/丹波哲郎 「葬式はめでたいものだ」(丹波義隆)/太地喜和子 「喜和子の死を受け止めた瞬間」(加藤武)

●第3章 渥美清の真実
・「"お兄ちゃん"」との最後の別れ(倍賞千恵子)
・「渥美清と『浅草の唄』若き日の隠された素顔」(関敬六、小沢昭一、井上ひさし)
・「寅さんだけじゃ 淋しいよ」(早坂暁)
・「渥美清と車寅次郎 一世一代の大トリック」(井上ひさし)
・「若き日のエッセイ 人生はいつも手おくれ」(渥美清)

●第4章 証言 知られざる素顔
星新一 「ふだんは無口、睡眠薬とお酒を飲んで床に着く」(星香代子)/大杉勝男 「最期の日に『母ちゃんありがとう』(大杉芳子)/阪東妻三郎 「危篤前の会話『にいちゃん、仕事は面白いかい』」(田村高廣)/小津安二郎 「おそらく原節子さんが好きだったと思います」(山下登久)/吉田茂 「孫を連れて寄席に行くのが楽しみだった宰相」(麻生太郎)/金田一京助 「妻子の迷惑を省みずに石川啄木に金を貸す父」(金田一春彦)/田中絹代 「面倒みた家族は皆いなくなった」(小林正樹)/井伏鱒二 「『井伏鱒二、バンザ─イ! 』と叫んだ新宿の夜」(長部日出雄)/岡本太郎 「あたしが先生を殺してあげます」(瀬戸内寂聴)/安井かずみ 「実はあたし、キャンサーなの」(大宅映子)

●第5章 「芸人」がいた時代
横山やすし 「昭和の最期の漫才師」(澤田隆治)/三木のり平 「すべての治療を拒否して人生の幕を引いた」(小林のり一)/藤山寛美 「日本一の喜劇役者と良い父の両方は諦めてくれ」(藤山直美)/柳家小さん 「心卑しき者、噺家になるべからず」(柳家花緑)/林家彦六 「生涯長屋暮し、江戸っ子落語家の心意気」(林家喜久扇)/榎本健一 「本当はもっと長生きできたはず」(榎本智惠子)/横山エンタツ 「晩年は『アチャコ元気か』と心配していた」(花紀京)/柳家金語楼 「父との和解の夢をみる」(山下武)/花菱アチャコ 「ルンペンでも誘ってくれたらの身に行くで」(藤木吾朗生)/古今亭志ん生 「妻の死をなかなか認めようとしまかった」(池波志乃)

第6章 「決断」の人たち
・円谷幸吉「悲劇の謎が解けた マラソン円谷幸吉はなぜ死んだか」(松下茂典)
・吉村昭「私は目の前で彼が“自決"するのを見てしまった」(津村節子)
・江藤淳「江藤淳はなぜ自死したのか」(府川紀子)
・和田勉「夫・和田勉は『延命治療』を拒否した」(ワダエミ)

第7章 輝ける昭和人Part2
・野坂昭如「野坂の舟唄を聴きながら」(野坂暘子)
・松田優作「『大きなライオン』は遠くへ行ってしまった松田優作の壮絶なる闘い」(熊谷美由紀)
・つかこうへい「 つかさんは『鎌田行進曲』そのものだった」(風間杜夫)
・色川武大「『色川武大』と『阿佐田哲也』のあわいを生きた夫(色川孝子)
・田中好子「妻・田中好子に余命を告げた日」(小達一雄)