ヴェルサイユ宮殿の主、ルイ14世お抱えの家具作家、アンドレ―シャルルブールが、装飾性の高い家具、コモードを作り出しました。 その後ルイ15世の時代にはコモードはさらに華やかなものに発展していききました。
コモードは、当時から貴族や裕福層(ブルジョワ)の層から人気を博し、技術のある家具職人に継承されつづけ作られてきた装飾家具です。
シャトーなどの邸宅の華やかな部屋の壁を優雅に装飾してくれるにふさわしい家具、「コモード」。 曲線中心のデザインで芸術性が高く、当時の腕利きの職人の様々な技術が集結して完成しました。
曲線で構成された手の込んだつくり。
幾何学文模様に突板が組み合わせれており(パーケットリー)、洗練美が際立ちます。
大きなボディーにをより豪華にみせている巨大なブロンズ装飾はルイ14世様式。
エレガントデザインで目を惹きます。ずっしりした雰囲気で威厳ある佇まいです。
天板はグレーとピンクの大理石。高級感漂う、これぞ宮廷家具です。
木目の美しい材を組み合わせてつくるパーケットリーが全面を飾り、曲線を描いたフォルムのフランスを代表する装飾家具です。
かつては、こちらのコモードも貴族の住まうシャトーの一室を飾っていたのでしょう。。。
木製の装飾の華やかな壁(ボワズリー)に掛かるミラーや様々な絵画。その下に置かれたコモード(コンソールテーブルなど)シャトーのインテリアの必需品です。