兵庫県にある有子山城から出土した短刀の鐔です。
戦前の山城の整備時に千畳敷跡から採集された物です。
有子山城は1604年に廃城になっているため、
この鐔自体はそれ以前のものであり、
戦国時代〜関ヶ原の戦い前後の鐔になります。
現在残っている鐔は江戸時代以降のものがほとんどであるため、
安土桃山時代以前の鐔は珍しいと思います。

大きさは縦5cm、横3.8cm 重さが33グラムです。
材質は銅です。