☆旅好きの巴水が自らの肌で感じ取った一期一会の風景。
一度手にしたらもっと集めたくなる、手放したくなくなる魅力があります。
巴水のファンはコレクションする方が多く存在しています。
【人物紹介】
明治末期から昭和にかけて活躍した浮世絵師。
明治初期から始まった西洋画の隆盛によって衰退した日本の浮世絵版画を復興すべく吉田博らとともに
新しい浮世絵版画である新版画を確立した人物として知られています。
日本各地を旅する中で描いた風景版画は『新装画』と呼ばれ、高い評価を得ました。
浮世絵のエッセンスに西洋画の技法をとりいれた懐かしくモダンな表現が魅力です。
亡くなる74才まで40年間にわたり、日本中を旅し600点以上の作品を残しました。
【新版画の特徴】
新版画は明治から昭和に作られた木版画を指します。
江戸時代の浮世絵木版画の技法に、西洋絵画の技法や多色の技術を取り入れました。
巴水の作品は、海外でも人気があり、葛飾北斎(Hokusai)、歌川広重(Hiroshige)、川瀬巴水(Hasui)の名前のHをとり、
3Hと称されています。
【海外でも人気の高い川瀬巴水】
アメリカの鑑定家、ロバート・ミューラーの紹介により欧米でも大変人気が高く、またスティーブ・ジョブズが愛した画家でも有名で、北斎や広重に並ぶ人気があります。
昭和7年には日本への観光を呼びかけるPR作品として川瀬巴水の木版画が使われ、B全(B4サイズが16枚分の大きさ)
ポスター1万枚を1年かけてつくり世界に発信されました。
戦後数年間は日本を訪れた国賓(超重要お客様)へ『増上寺の雪』がお土産としてプレゼントされており
海外で周知される機会となりました。