【商品】
『精神病とは何か 臨床精神医学の基本構造』、新曜社発行、2005年10月14日初版第1刷発行、232ページ、定価3800円、ISBN4788509652
原題:“PSYCHIATRIE Systematischer Lehrtext fur Studenten und Arzte”, 1981 by Schattaur GmbH, Stuttgart-New York.

○帯より
名著の待望邦訳
大作テキスト『精神医学』真髄の雄編
≪精神医学の三分体系≫≪内因性精神病≫を精読する
(最新版をふまえ現状に照らした「解説」収録)
‐‐“精神病”理解と臨床の礎となる必携教本‐‐

本書は、原著者が現存する当代一流の正統派精神科医の一人であり、しかも臨床に撞着する最たる実例でもあって、その著作を身近な邦語で読み親しむ好機を与えてくれる。臨床に親しみ、考え、クランケに始まってクランケに終わる、けだし精神科の醍醐味を本書によって味わえれば、訳者の苦労も報われるのではなかろうか。‐‐福田哲雄「邦訳刊行に寄せて」より

○目次
序章 精神医学の三分体系
1 身体に基盤のある精神病
2 内因性精神病
3 心的資質の異常な偏奇
4 総括

内因性精神病
第1章 循環病(躁うつ病・感情精神病)
1 内因性(循環病性)うつ病の症状学
2 内因性(循環病性)うつ病の治療
3 内因性(循環病性)躁病の症状学
4 混合状態
5 内因性(循環病性)躁病の治療
6 循環病の診断と鑑別診断
7 転帰(予後)
8 病院、遺伝と体質、精神的および身体的誘因

第2章 精神分裂病(統合失調症)
1 精神病理学的症状学
2 身体症状および身体精神性移行症状
3 亜型
4 診断および鑑別診断
5 経過と転帰
6 病因
7 治療

○著者略歴より
ゲルト・フーバー(Gerd Huber)
専門は臨床精神医学、精神病理学、社会精神医学。1921年生まれ。ハイデルベルグ大学で医学を学ぶ。同大学精神科でK.シュナイダー教授、フォン・バイアー教授の助手、ミュンヘン・ドイツ精神医学研究所でショルツ教授の助手を務める。後、ハイデルベルグ大学精神科外来医長、ボン大学精神科病棟医長、ウルム大学教授、リューベック医科大学教授、ボン大学教授を歴任。クルト・シュナイダー賞、ヴァイトブレヒト賞の国際学術委員会を設立。分裂病の経過研究と基底障害構想、体感異常性分裂病の提唱、妄想の精神病理学など著書・論文多数。

○状態
古本ですが本体の状態は大変に良く、書込みや折れ、ヤケ、汚れはありません。ドイツを代表する精神科医による精神病の基礎テキストをお譲り致します。
精神病とは何か 臨床精神医学の基本構造 G.フーバー/著 林拓二/訳